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吉田がシウバに勝てるのか、ノゲイラはミルコを止めることができるのか。6万人を超える超満員、注目のPRIDEです。 日時:2003年11月9日(日)開場15時 開始17時00分 場所:東京ドーム オープニング いつものように、ドクター、ジャッジ、レフェリーの紹介。 スクリーンにシウバが桜庭を倒したシーンが映し出される。そして、次々にPRIDEミドル級1回戦の模様を女性の美しいヴォーカルの中映し出す。そして、 高田延彦「男の中の男達、出てこいやー!!」で、選手入場。 第一試合:○ゲーリー・グッドリッジvsダン・ボビッシュ× レフェリーストップ 司会は村上ショージ。やっと格闘技の司会らしくなってきました。 マーク・コールマンがグッドリッジのセコンドに。 1R:開始後、打ち合った後、ボビッシュが目を押さえて何か言っている。グッドリッジはかまわずパンチでKO。 これよりPRIDEミドル級グランプリ準決勝 第二試合:○クリントン・”ランベイジ”・ジャクソンvsチャック・リデル× KO ジャクソン、マスクを被っての入場。 1R:すごい打撃戦。パンチではジャクソン優勢か、最後リデルをKO寸前まで追い込むも、リデル精神力で耐える。 2R:打撃戦後、ジャクソン、リデルを投げ倒し、上からわき腹、顔面にパンチ、リデル側からタオルが投入される。 第三試合:×吉田秀彦vsヴァンダレイ・シウバ○ 判定 見たい、いや、見たくない、私の心の痛む試合が、今始まろうとしています。 1R:すごい試合、パンチをかいくぐり、シウバを倒し、上から首をねらう吉田、シウバは下で苦悶の表情、こんなシウバを始めてみる。こんどはシウバが上から攻めるが、攻めきれず自らスタンドポジションに、最後、また吉田が首絞め。1Rは吉田優勢。 2R:両者見合う場面押し、時々シウバが軽くキック。倒したのはシウバ、しかし、上になるも、いつものような打撃は見せれず、吉田下から防衛し、三角をねらう。最後回転し吉田が上になったところで終了。 このあと、どうなったか。ひょっとしたら吉田が決めれたかもしれない。しかし、判定はシウバに。 高田延彦に「ダメでした」という吉田。しかし、我々に感動をくれました。ありがとう吉田。 第四試合:○ダン・ヘンダーソンvsムリーロ・ブスタマンチ× レフェリーストップ 1R:吉田戦の余韻が残る中はじまった。試合は、ヘンダーソンの膝がブスタマンチにヒット、ふらつく中ヘンダーソンのパンチでKO。 第五試合:×山本宣久vsヒース・ヒーリング○ スリーパーホールド 1R:ヒーリングのスピード感あふれる試合にはならず、山本ペースのネチョネチョした展開。ヒーリング、コーナーに山本を詰め打撃で攻める。山本は首を絞める。後半はヒーリング上から打撃 2R:山本、ヒーリングに試合をさせない、どちらが有利というわけではないが、ネチョネチョと攻防。お互いあと少しで決めれるシーンもあった。 3R:山本ばてている。ロープ際ヒーリングが山本を倒しに行くところを山本ロープをつかみイエローカード。これでリズムが狂ったかヒーリング本来のペースに変わる。下になった山本が逃げようと反転したところをスリーパーでタップ。 終始山本ペースだったが惜しくも金星を取り逃がす。最後まで決めさせないのがヒーリングの強さかな。 休憩 入場者数67,451人と発表。ドームにこれだけ入ったのは初めてでは、 高田「今日は猪木さんが来ていない。猪木さんはプライドを捨てて行ってしまったのでしょうか、去るものは追わず」 どうも猪木はPRIDEを離れたようだ。 そして、大晦日に埼玉スーパーアリーナでイベント開催を宣言。フジテレビで中継する模様。 1,2,3ダァーに変わる「おまえら男だ」を合唱 第六試合:○桜庭和志vsケビン・ランデルマン× 腕ひしぎ十字固め テーマ曲の前にドンキーコングの音楽と映像。ランデルマンのあだ名はアルティメトのドンキーコング。コング退治のマリオの赤ベレーと付髭で桜庭登場。 1R:いつになく慎重なランデルマン。上からランデルマン、パンチで攻めるも下から桜庭が三角締め、アームロックをねらう。最後はユーモラスな組み方。 2R:ランデルマンのパンチがヒット。桜庭倒れるも、ランデルマンは続けて攻めない。とても慎重なランデルマン。桜庭の左ハイキック入るもその足を取り倒される。下から再び三角をねらう桜庭。 3R:桜庭バックを取られ、背中にランデルマンを背負いながら腕を取り、一回転して腕ひしぎ十字固めで決める。 久しぶりに桜庭の勝利が見れた。関節技の決まるドキドキ感を楽しめました。 PRIDEヘビー級暫定王者決定戦 第七試合:×ミルコ・クロコップvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ○ 腕ひしぎ十字固め ヒョードルが入場「コンバンハ、今日の勝利者と近いうちにこのリングで戦うことになる」。そして高田が宣言書を読み上げ、両国の国家演奏。 1R:ノゲイラがミルコをタックルのあと引き込む。ミルコを上にして、下から三角、アームロックで攻める。ミルコ必死に逃げる。そのあとミルコは引き込むノゲイラを突き飛ばし、立ち技に徹底する。最後左ハイが決まったところでゴング。 2R:打ち合いからタックル。初めて上になるノゲイラ。上からマウントパンチ。下のミルコが必死に逃げるところを腕をつかみ十字固め。 ミルコついに負ける。久しぶりに見るノゲイラの芸術。ノゲイラはすごい。無敗のボブ・サップを止めたのもノゲイラ。無敗のミルコを止めたのもノゲイラ。感動をありがとう。小池栄子も号泣。小池栄子は試合後ノベイラからガウンをもらってまた号泣。 これよりPRIDEミドル級決勝 第二試合の勝者×クリントン・”ランベイジ”・ジャクソンvs第三試合の勝者 ヴァンダレイ・シウバ○ レフェリーストップ 1R:いきなりジャクソンがシウバを持ち上げ投げ倒そうとしたが、シウバ持ち上げられながらもフロントチョークスリースリーパーを決める。ジャクソン持ち上げながら失神しそうになる。しかし、その後は上になりパンチ。シウバ防戦。 膠着を誘導するシウバにイエローカード。その後打撃戦でシウバの膝がジャクソンの顔面に何発も何発も当たる。そしてレフェリーストップ。 ヴァンダレイ・シウバがPRIDEミドル級チャンピオン。おめでとうシウバ。 ほんとうに、すごい試合ばかり。今日の入場料は安すぎる。感動のシーンが多すぎて、どれから振り返っていいのか分からない。 まず、吉田。シウバをこれだけ苦しめたのは、すごい。判定も僅差と思います。 桜庭。後ろから抱かれながら復活の十字固め。 そして、誰も止められなかったミルコ・クロコップを倒したノゲイラ。これも感動の十字固め。 本当にすばらしい芸術をありがとうございました。
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