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奇業人というビジネスマンが増える 週刊「ダイヤモンド 」4月14日号が、「生き残るサラリーマン 消えるサラリーマン」という特集を組んでいる。その中にリクルートフェロー、藤原和博氏のレポートが出ている。 このレポートの中には、新しいビジネスマンのスタイルが紹介されている。藤原氏はリクルートの社員だったが、リクルートをいったん退社して自営業者となり、再び「新しい企業と個人の関係」を模索して、 古巣のリクルートの人事部とともに、「フェロー契約」という制度を創出したのである。 フェロー契約とは一種の契約社員のようなものである。社員ではないから、バッジも健康保険証もないが、会社にはデスクがあり、リクルートの社員と一緒に仕事をする。時間的に拘束されることはないが、目標に対する成果が問われ、報酬は成果に応じて支払われるのである。 藤原氏は、この制度を通して、あくまでも会社にとどまりながら、自分自身の個人的な芽を目指し、組織に貢献しながら個人の幸福を追求する「企業内の個人」としての生き方を選んだのである。
そこで、CエネルギーとIエネルギーが最大限の相乗効果を生むのは図1のケースである。リクルートのフェロー契約はこれを狙っているのである。これが藤原氏のいう「寄業人」というビジネスマンの生き方である。これからは、寄業人が増える可能性がある。
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